そもそもXOSSってナニモン?
XOSSは中国発のサイクルガジェットメーカーです。
XOSS公式サイトを見る限り、取扱商品はサイコン、心拍・ケイデンスセンサー、ライト類のみと、あまり多くはない模様。
個人的には、いろいろ手がけてるよりは、少数精鋭感があって好感が持てます。
さらに、AmazonにもXOSS公式ストアがあり、日本での展開も積極的です。(今回レビューするNAV+は取り扱いがありません)
後述しますが、日本での販売にあたって技適マークもしっかり取得しています。
比較的信頼できる中華サイコンメーカーだと言えると思います。
NAV+ 商品情報
AliExpressで注文しました。
最近はAliExpressも1週間程度で配送してくれるようになっており、気軽に使えるようになっています。
(早く届くAliExpressこと、Amazonさんの立場やいかに・・・!)
NAV+以外にも、自転車のワイヤーロックやジャージなど、いろいろ自転車用品を買い漁りましたが、総額15,000円くらいでした。かなりお買い得です。
円安のご時世でも、国内で買うより圧倒的に安く色々揃えることができます。
閑話休題。
仕様
仕様は商品ページからの引用です。
- 寸法: 88mm x 55mm x 19mm
- 重量: 約67g
- 画面: 2.4インチ (240x160)
- バッテリー: 600mAh充電式リチウム電池 稼働時間 33~40時間
- 動作温度: -10 ~ 50 ℃
- 防水レベル: IPX7
- 無線規格: ANT+ & Bluetooth
- 充電インターフェース: USB-C
- メモリ容量: 4GB (約10,000時間・マップ保管領域と兼用)
XOSSのサイコンはガーミン互換マウントなので、マウントブラケット等はガーミン用が流用できます。
開封の儀
箱が潰れていたり汚れていたりするのは、中華通販あるあるですね。今回は綺麗に届いた方だと思います。
箱はしっかりしている印象です。
画面がポツポツしていますが、これは自分で適当に保護フィルムを張ったのが原因です。剥がせば綺麗な状態です。
日本未発売モデルにも関わらず、技適マークも付いています。
電源オン
最初に電源を入れると、言語設定や計測単位などの初期設定画面が表示されます。
なんと、日本語にも対応しています。
技適マークと言い、日本でも今後発売するんでしょうか・・・
計測画面はこんな感じです。表示レイアウトについては、この表示方法(7項目)が最大となっています。
自分で表示項目のカスタマイズが出来、ページも増やしたり減らしたりと、自在にカスタマイズが出来るのはポイントが高いです。
GPSの精度
GNSSは、GPSのほか、北斗衛星、GLONASS、Galileoに対応しています。
一般に、GPS以外のGNSSも掴むと電力消費が大きくなるため、GPS単体モードを選んで消費電力を下げることもできます。
Galileoは誤差1mを目指して運用されているシステムなだけあって、精度の良さを感じました。
特に市街地で精度の良さが光っています。
GPSのみ計測の場合は、線路上を走っているかのような記録だったのに対し、
Galileoでは、道路の左端を走っていることまでしっかり分かる記録になっています。
また、スマホアプリと連携することで、衛星位置情報を送信することができ、
測位開始から10秒ほどでGPSを受信できる点も快適です。
ただし、スマホからデータを送るのには若干時間がかかります。
ナビ機能(執筆中)
スマホアプリからルートを転送してナビをすることができます。
スマホアプリでもルート作成はできますが、経路取りが謎(国道を真っすぐ指定しただけでも、側道や脇道を蛇行しまくる)なので、GPXファイルを取り込むのがおすすめ。
この段落は、後日詳しく追記します。
惜しい点
地図が見にくい
AliExpressの商品ページより引用
商品ページの画像では、見やすそうな地図が表示されていますが、日本の道路はまっすぐなことが少ないこともあり、かなり見づらかったです。
自宅周辺の地図を出すわけにはいかないので、また出かけたときに写真を撮って追加しようと思います。
Amazonでも手に入る下位モデルの「NAV」との最も大きな違いがこの地図表示機能ですが、正直これはなくても良かったかな、と感じました。
一部設定が保存されない
特に不便なのが、GPSのタイプ。電源を切ると、勝手にGPS+北斗の設定に戻ってしまいます。
言語・計測単位あたりの設定は電源を切っても保持されます。
毎回設定画面からGPSの設定をし直すのは地味に面倒です。。。
計測しないとGPSを受信しない
GPSを受信するのは記録をスタートしてからになります。
計測するほどじゃないけどちょっと自転車を動かす、みたいなときに微妙に不便です。
特に、時計が表示されないのがつらい。。。
サイドボタンが無駄
本体右側に2つボタンがありますが、計測中は何の役目もなく、設定画面専用のボタンとなっています。
計測画面のページ切り替えとかに使えたら便利だと思うんですが、どうなんでしょう。。。
下3つは、ソフトウェアのアップデートで改善できそうな内容なので、XOSSさん、どうかお願いします・・・!
総評
おすすめ度:⭐⭐⭐・・
(下位モデルのNAVなら⭐⭐⭐⭐・)
買ってから気づいたんですが、この価格で買うなら、Bryton Rider 420が、セール時に8,000円くらいになっているようですので、そちらを買う方が満足度高いかもしれません。
下位モデルのNAVであれば、Amazonでも簡単に手に入りますし、AliExpressのセール時を狙えば(円相場次第ですが)4,000円台で買えるとなると、おすすめできるアイテムだと思います。
上記の微妙に気になる点が改善されれば、星4つくらいかな・・・!
中華サイクルガジェット、楽しいので(安全に支障が出ない範囲で)皆さんも輸入してみてください!